唐寅がインスピレーションを受けたにちがいない陸游の「畜猫を嘲あざける」(『剣南詩稿』巻38)もついでに……。もっともこの詩は、かつて俳句調戯訳で「追悼 エオンちゃん(山本勉さんの愛猫)続」にアップしましたが、今回は和歌調にバージョンアップしてみました。バージョンダウンかな(笑)
ネズミが盆ひっくり返して大暴れ でも高いびきかいて爆睡
腹いっぱい食べるご馳走 夢に見て ネズミの傍若無人はスルー
身上はパッとセミ捕る敏捷性 でも好きなのは樹上のくつろぎ
ク山とは一体どこにあるのやら そこには名猫たくさんいるのに……
*ク山の「ク」は「月+句」という、僕のワードでは出てこない変な漢字です。