陶淵明には程さんと結婚した妹がいて、38歳で亡くなったときに捧げられた「程氏の妹を祭る文」という追悼文があります。この心に沁みるような名文によって、陶淵明のお父さんが第二夫人をもつ双妻家で、妹は第二夫人の娘、つまり異母妹だったことが分かるんです。
そのお父さんは名前さえ伝わっていません。一時、官途にあったことは知られますが、どんな官職であったかも分からないそうです。そういったステータスでも、当時第二夫人を持つことができましたし、それがごく普通であったとも考えられます。
ヤジ「三無主義者のオマエが夢見た単なる憧れだろ!?」
ヤジを認めるにやぶさかではありませんが、陶淵明双妻説を採る饒舌館長は、「琴はたまたま三味線は毎夜なり」という江戸川柳を、このフキダシに書き込むことにしたのでした(笑)
ところで「饒舌館長」ファンには改めて説明するまでもありませんが、三無主義とは3つのものを絶対に持たないというコウノイズムです。それはクルマとスマホとお妾さんです(!?)