琴歌
若い時ほど溌剌さ なくした琴と歌だけど
詩だけは酒飲みゃ雄渾な みごとな一首がまだ詠める
やる気満々――そんな気は 老いて衰えちゃったけど
この世は混沌 定まらず 些細なことなどどうでもいい
九州は鹿児島のはるかかなた、南の海に浮かぶ奄美は、一日中ギラギラした陽光、すべてのものを光と影に二分する直射、目を射るような光芒のシャワーが降り注ぐ島みたいに想像されるからです。しかし実際のところ、そうではありませんでした。朝と夕方、つまり闇から光、光から闇へのあわいには、神...
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