陸游「畜猫を嘲[あざけ]る」<『剣南詩稿』巻38>
ネズミが盆ひっくり返して大暴れ
でもキミは爆睡グーグー高いびき
腹いっぱい食べるご馳走夢に見て……
好き勝手ネズミがやるのを横目で見
身上はパッとセミ捕る敏捷性
でも好きはのんびりすること木の上で
ク山とは一体どこにあるのやら
名猫がそこにはたくさんいるのにね
* ク山の「ク」は「月+句」という、僕のワードでは出てこない変な漢字です。
「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...