渓行覓句図の賛
玉堂琴士は魂を 琴に盗られた老人だ
日々すきま風 入[い]る部屋で 独り酔っては吟じてる
たとえ寿命を数年間 天が延ばしてくれたとて
琴への熱きこの思い 尽きることなどないだろう
*これは『玉堂琴士集』じゃ~なく、東京黎明アートルーム「浦上玉堂」展に出ていた「渓行覓句図」双幅の賛詩です。
あるいは、 フロイトのいう「超自我 スーパーエゴ 」なのでしょう。「民族の過去の伝統は超自我のイデオロギーの中に存在している」そうですが、江戸時代の教養人にとって、能謡曲は超自我みたいなものでした。今の言葉でいえばDNAでしょうか。超自我もDNAも確かに存在していますが、 しかと...
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