高山接碧海 高き山すそ野は続く青海へ
居処坐書城 居る部屋は牛汗充棟そこに座す
翰墨生花筆 翰[ふで]と墨生み出すみごとなカリグラフィー
教席鶴髪童 教壇に立つは鶴髪童顔の……
授知得快著 授ける知さらにすぐれた本を書く
栄辱釈迷津 栄[は]えも毀[き]も乗り越え迷界解き明かす
休退身猶健 休退というけど体はなお壮健
賛君脚不停 賛[たた]えたい君の歩みの止まぬこと
しかし平安時代前期が終わり、遣唐使が廃止されて国風文化が成熟してくると、梅と桜の人気は逆転、「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と詠むような桜狂 さくらきちがい がたくさん出現することになります。 もちろん、桜を賞美する花見は高位貴顕の人々に限られていましたが、...