竹ならば なれるものなら団扇[だんせん]に……
しなやかな手に握られて 涼しい風を送りたい
でも残念!! 白露[しらつゆ]おりる朝[あした]には
そなたの姿を振り返り 僕はこの身を引くことに……
樹木なら なれるものなら桐となり
そなたが膝のその上で 奏する琴に作られたい
でも残念!! 宴[えん]果て寂しくなるころに
僕は仕舞われ一音を 奏でることも許されぬ
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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