昼ならば なれるものなら影となり
いつもそなたに寄り添って あちらこちらと散歩したい
でも残念!! 高い樹木の影多く
ときどき一緒になれぬのが 一瞬なりとも嘆かわしい
夜ならば なれるものならともし火に……
御殿の柱の中央で そなたのかんばせ照らしたい
でも残念!! 夜[よ]が明け朝日が射し来れば
ともし火なんかは不必要 たちまち僕は消されちゃう
荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」 花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に 浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春 映したり 風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ 一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら
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