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2021年3月31日水曜日

静嘉堂文庫美術館「春のフルート四重コンサート」3

 

お雛さま展にちなむ「春のメドレー」に始まり、「フルート四重奏のための『思い出は銀の笛』」「ホルストの木星のファンタジー」「モーツァルトのきらきら星変奏曲」「バレエ組曲『くるみ割り人形』より」と続いて、最後のアンコール曲まで、じつに楽しい午後のひと時でした。

コーディネートした事務局長・上田さんに一言お礼を求められた僕は、また持論から始めました。美術と音楽は人間が最初に創り出した文化であり、したがってとても相性がいいのです。古代ギリシアではすぐれた文学や哲学、歴史学が生み出されましたが、そんなものよりずっと早く、美術と音楽は誕生していたのです。

ですから、美術館で音楽を聴くということは、人類の生み出した文化の原点を体験することにもなるのです(!?)

2021年3月30日火曜日

静嘉堂文庫美術館「春のフルート四重コンサート」2

 

実をいうと、クァチュオール・アコルデさんには、一昨年お願いしたのですが、台風とコロナ緊急事態宣言のため2度中止となっていまいました。しかしあきらめきれず、先週の日曜日に改めてお願いしてあったのですが、この日まで緊急事態宣言が延長されたためマタマタ中止、宣言が解けた最初の日曜日である28日、急遽開催されることになったのです。

大木平蔵の細やかな美意識が表情にまで行き届くかわいらしい五人囃子と、美しく共鳴するようなフルートの四重コンサートが、「岩﨑家のお雛さま」展に間に合って本当によかったと、快哉を叫びたいような気持ちになりました。「3度目の正直」ならぬ「4度目の正直」です(!?)


2021年3月29日月曜日

静嘉堂文庫美術館「春のフルート四重コンサート」1

 昨日28日は、すでにアップした静嘉堂文庫美術館「岩﨑家のお雛さま」展の最終日でした。名人5世大木平蔵の手になるお雛さまの素晴らしさを、どのようにたたえればよいのでしょうか。

しかし饒舌館長が改めてたたえなくたって、皆さん先刻ご承知のところ、コロナ緊急事態宣言のなか、1万人以上の美術ファンが岡本まで足を運んでくださいました。ディレクターとしてこんなうれしいことはなく、心をこめて「ありがとうございました!!」と叫びたいのです。

この最終日の午後、「春のフルート四重コンサート」が地階講堂で開かれました。演奏してくださったのは、鈴木芙美子さん、安村唯さん、米津実穂さん、黒沼千比呂さん――武蔵野音楽大学を卒業した仲間で結成したクァチュオール・アコルデ<4人の調和>の皆さんです。

2021年3月28日日曜日

三谷幸喜さんと銭湯3

といっても、銭湯の脱衣所で、番台の女性に羞恥心を感じるなんておもしろいというのではありません。僕がおもしろいと思ったのは、数十年ぶりに銭湯に行ったら、羞恥心を感じたという点なんです。もちろん数十年前、銭湯に通っていたころは、三谷さんだって何も感じなかったにちがいありません。それが数十年間銭湯に行かなかったら、番台の女性に羞恥心を感じるようになっていたんです。

 これにはいろいろな解釈が可能でしょう。この数十年間に、三谷さんはものすごく有名になりましたから、番台の女性も三谷さんであることを、知っているのではないかという気持ちがご自身に芽生えたからなのでしょうか。あるいは、失礼ながらこの数十年間に大きく変化してしまった――にちがいない肉体を、異性に見られることが恥ずかしかったのでしょうか?  

2021年3月27日土曜日

三谷幸喜さんと銭湯2

 


服を脱ぐスペースが番台から丸見えなのも、新鮮な驚きだった。こんなに見えているものなのか。もちろん番台に座る女性は決してこちらを見ることはないが、そうは言っても見ず知らずの異性を至近距離に置いて、全裸になるのは抵抗があった。ところが周囲を見渡すと、他のお客さんたち(老人二人)は、まったく気にせずに堂々と闊歩している。その中で、一人股間をひたすら両手で隠し続けるは逆に恥ずかしかった。腹をくくってオープン全開。予想外の慎ましやかな解放感。

 ユーモアあふれる文章――エッセーはこんな風に書きたいなぁと思っても、おいそれと出来るもんじゃ~ありません。しかしより一層おもしろく感じたのは、三谷さんの羞恥心でした。

2021年3月26日金曜日

三谷幸喜さんと銭湯1


 

 「まちの記憶」と同じく朝日新聞の連載に、楽しく拝読している「三谷幸喜のありふれた生活」があります。先日話題にした銭湯のことを、確か三谷さんも書いていたなぁと思って、未整理の切り抜きを探したら出てきました。これまた銭湯論として愉快この上なく、一部を引用させてもらうことにしましょう。

家の給湯器が壊れた。修理が完了するまで、つかの間の銭湯通いである。僕にとっては数十年ぶり。息子にとっては人生初。

 大人470円。思っていたよりも高い。ちなみに幼児は80円。家族で毎日通うと1年で40万円近くになる。区によっては、家族連れだと無料になる日もあるらしいが。

2021年3月25日木曜日

野良ネコ・虎吉社長4

 

しかも驚いたことに、以前より肉付きもよくなり、毛並みはツヤツヤ、あのブサカワがすごくノーブルな表情になっているんです。おそらく、こっちよりずっといいパトロンを見つけて、5ヶ月間、安穏自堕落なる生活をエンジョイしていたのでしょう。

すぐに僕は、南宋の貧乏ネコ詩人・陸游が飼っていた「粉鼻」という調子のいいネコのことを思い出しました。その「粉鼻に贈る」を、改めてマイ戯訳でお届けしましょう。

 <粉鼻>は毎晩ネズ公を 何匹も挙げる血祭りに

  血をたぎらせてヒゲを立て そのあと米蔵 護ってる

  「どうしてそんなに金持ちの ため懸命に働くの?」

  「そうすりゃ毎日ご馳走と ふかふかベッドがワテのもの!!

 

日本の将来に不安を抱かないではいない現在、東博の「空海と真言の名宝」展は必見です!!1

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