140万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2018年5月14日月曜日

静嘉堂文庫美術館「酒器の美に酔う」ジャンクで一杯2


みんな海外調査の際に買い求めたアンティーク――と言うよりジャンクである。ジャンクであっても、これで一杯やれば、その時の想い出が、まるで昨日のことのようによみがえってくる。もうこの歳になると、明日も全力で頑張ろうなどと思ってガンガンやるよりも、過去の思い出に浸りながら、チビチビやる方がずっと楽しい。

 「錫の徳利」は1992年パリで手に入れた。この年の7月、成田空港からモスクワ経由でウィーンに飛んだ。その頃、いま『國華』主幹をつとめる小林忠さんが、講談社から『秘蔵日本美術大観』という豪華図録のシリーズを刊行しつつあった。その「ウィーン工芸博物館」と「ギメ美術館」の編集を、僕に回してくれたのである。

まずウィーンの調査が終わると、僕だけベルリンに飛び、国際美術史学会(CIHA)に出て司会役をやった。それが終わるとパリに向かい、小林さんと一緒にギメ美術館の調査を開始した。それが終わると、すでに来ていた家族と合流し、パリと南仏を楽しんだ。それまでいつも一人旅だったから、初めての海外家族旅行である。


0 件のコメント:

コメントを投稿

江戸東京博物館「江戸博×出光コレクション初共演 浮世へのいざない」2

  この二つのテーマに注目する本展覧会は、江戸の活気を余すことなく描き出した国指定重要文化財「江戸名所図屏風」(出光美術館蔵)から説き起こします。日々の生活を存分に謳歌する人々の描写は、まさにこれから誕生しようとする浮世絵を確かに先取りしています。 今回は、出光美術館のコレクショ...