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2018年5月31日木曜日

Heart Streamライブ2


しかし4人は、関東と広島に遠く離れて住んでいるために、なかなか思うように活動できないことに、ちょっと悔しさをにじませています。

はじめて僕がHeart Streamを知ったのは、去年9月、ユーチューブ・サーフィンで遊んでいる時でした。あまりのすばらしさに、すぐ「饒舌館長」にアップしたというわけです。

いつかライブを聴いてみたいなぁと思っていましたが、その機会は意外に早くやってきました。今日、3年半ぶりのバックインタウン・ライブが、結成50周年を記念して開かれることになったのです。

飛行機が遅れたために、開演ぎりぎりで飛び込めばリザーブの席はすでに満席、優に100人は超すHeart Streamファンの平均年齢は、これまた優に60を超しそうです。

軽妙なトークを交えながらの「パフ」「レモン・トゥリー」「マジック・ドラゴン」「ドント・シンク・トゥワイス」「風に吹かれて」「朝の雨」――もう青春プレーバック一色です。1曲ごとに湧き起るものすごい拍手は、22時にアンコールが終わるまで、地下のライブハウスを揺らし続けたのでした。
*当日の全曲目は、Heart Streamのホームページをご覧ください。そのほかの情報も盛りだくさんですよ!!

2018年5月30日水曜日

Heart Streamライブ1


バックインタウン「Heart Stream結成50周年記念ライブ」(525日)

國華清話会特別鑑賞会「浦添美術館」の翌日の夕方、那覇から羽田に着いた僕は、そのまま曙橋のライブハウス「バックインタウン」へ直行しました。去年「饒舌館長」に、「Heart Stream」へのオマージュをアップしましたね。ポール河谷徹孝・ピーター河内良文・マリー栗原晴美・ディック山中義晴の4人で構成されるピーター・ポール&マリーのカバーバンドです。

この4人の方々は1968年から3年間、山口県徳山で、PPMサウンドを追い求めながら、すばらしい高校生活を送りました。僕より10歳ほど若いようですが、もう今となってはまったく同じ世代だといってよいでしょう。

卒業後はそれぞれの道を歩み始めますが、30年後の2001年、同窓会で求められた再演を機にリユニオンが実現し、音楽活動を再開したのでした。今年はちょうど最初の結成から数えて、50周年の節目にあたります。

実にいい人生だなぁ! だから、高校時代より今の方がみんなすごくいい顔をしている!!

2018年5月29日火曜日

国華清話会「浦添市美術館」2


「僕の一点」は「黒漆孔雀牡丹唐草沈金食籠」です。食籠[じきろう]というのは、食物を容れる容器のことです。この食籠は円形2段の形式ですが、大きな蓋がついているために、ちょっと3段のように見えてしまいます。黒漆の上に、牡丹唐草のなかで優雅に遊ぶ孔雀が、沈金という装飾技法で表現されています。

その精巧無比なることは、今はやりの言葉でいえば「超絶技巧」ですが、まったく超絶技巧なんて感じさせません。これこそ、超絶技巧を超えた超絶技巧だと、感を深くしながら飽かずながめたことでした。

このような円形2段の食籠は、近世後期の琉球では「御籠飯」[ウクファン]と呼ばれ、祭祀儀礼のために用いられたそうです。黒漆沈金の蓋を取ると、梅文を中心に5つに区画された朱漆の皿盆が現われるのですが、その息をのむような鮮やかなコントラストに、琉球色彩美の真骨頂を見る思いがしました。

2018年5月28日月曜日

国華清話会「浦添市美術館」1


國華清話会特別鑑賞会「浦添市美術館」(524日)

 僕も編集委員をつとめる東洋古美術雑誌『國華』と姉妹関係に結ばれる美術愛好クラブに國華清話会があり、200人ほどの会員で構成されています。毎年春秋2回、特別鑑賞会を開くのが恒例になっていますが、今年の春季鑑賞会は沖縄の浦添市美術館にお願いすることになりました。

ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューはアイランド・ブリーズで美味しいランチをとったあと、チャーター・バスで浦添市美術館へ移動、館長・宮里正子さんと『國華』編集委員・小松大秀さんの講演を聴きました。そのあと、所蔵される琉球美術の名品6点を心ゆくまで堪能するとともに、常設展示室の「漆のしるし 時の記憶」と、企画展示室の「葛飾北斎 琉球八景展」を三々五々鑑賞して豊かな時を過ごしました。

北斎の「琉球八景」は、北斎の風景版画を考える際、とても興味深い8枚からなる大錦の揃い物です。というのは、康煕58(1719)やってきた冊封使・徐葆光の報告書ともいうべき『琉球国誌略』の挿図を――おそらくはその幕府再刻版の挿図を、北斎がちゃっかりパクっているからです(!?)

2018年5月27日日曜日

炎上!!スティーブ・マッカリー2


ネットによると、マッカリーは「コントラストやトーンの変更、また邪魔になっているものの編集はOKだが、写真内の要素を動かすのはよくない」と語っていたそうですが、今回の足首消滅なんて、そのような写真哲学以前の問題であって、炎上とはまったく無関係でしょう。大写真家の分かりやすい大チョンボだったからこそ、炎上することになったのです。

しかし僕が何より驚いたのは、マッカリーがフォトショップを使っているという事実でした。マッカリーはドキュメンタリー写真家であり、そんなIT機器を利用しているなどとは、夢にも思いませんでした。おそらく周知の事実だったのでしょうが、僕はまったく知りませんでした。

しかし、この事実を知ったうえでマッカリーの写真を見直してみると、よく腑に落ちるところが少なくありません。とてもスッキリしていて、じつにクリアーであり、いわゆる超写実主義絵画に触れているような感じがするからです。

2018年5月26日土曜日

炎上!!スティーブ・マッカリー1


 先日、台北当代芸術館で見た「晃彩 スティーブ・マッカリー」展についてアップしましたが、そのあと、ネットで「スティーブ・マッカリー」を検索したところ、いま彼が炎上していることを知りました。

最近、マッカリーがキューバで撮った写真が――もちろんプリント写真として、イタリアで公開されたそうです。ところがその中に、建物の前を歩く男の足首が消えちゃっている一枚がありました。明らかにフォトショップの操作ミスによるものでした。これを見つけたイタリアのフォトグラファーが、これをネットにアップしたところ、マッカリーのミスとして炎上するところとなったのです。

もちろんそのフォトグラファーは、マッカリーにケチをつけるつもりなど毛頭なく、単に笑いをとるためにアップしたのですが、何といっても相手は世界一流の人気写真家ですから、話題とならないはずがありません。

2018年5月25日金曜日

出光美術館「宋磁」2


「僕の一点」は、出光美術館が所蔵し、南宋から元時代の龍泉窯で焼かれた「青磁双魚文盤」です。口径13センチほどの小ぶりな盤ですが、これに肴を盛ってやる一杯を想像するだけで、ヨダレが垂れてきます。僕のペトルス・レグート窯ジャンク・ソーサーには、柿ピーかチーカマかイカクンですが、この青磁盤には最高級のアテじゃなければ失礼にあたります。

青木正児先生が「ながまちのながの長崎からすみに熱燗添えて妻の呼ぶ声」と詠んだ長崎のカラスミでしょうか。あるいは、キャビアハウス&プルニエのアルマス・ペルシカスも悪くありません――食ったこともないものを挙げたりするな(!?) 色彩的には、明治33年(1900)創業を誇る門司・枕潮閣で供されるようなふぐの白子がピッタリでしょう。

徳留さんの解説によると、2匹の魚は貼花という貼り付け技法によるもので、宋時代において広く古事に通じる「博古風尚」が尊ばれた時代思潮のなかで、漢時代の双魚文銅盤がモチーフになったものだそうです。中国では手紙のことを古くから「双魚」とか「双鯉」とかいいますから、このようなデザインは、宋代の文人士大夫にもきっと喜ばれたにちがいありません。

荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 9

  荻生徂徠「西台侯席上の作 二首」  玉の杯 さかずき 傾けりゃ 広がる琥珀の美酒の香 か よ!!  「奔放不羈なる公主様!!」――やたらと みんな が持ち上げる  豪華に装う取り巻きが 無数に居ても酒泉なる  太守の印綬を戴ける 器量の人はおりますか?   春 醸 かも され...