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2025年12月31日水曜日

サントリー美術館「NEGORO」13


ここで僕がとくに興味深く感じるのは、男性である狩場明神の上に金剛界大日如来が、女性である丹生明神の上に胎蔵界大日如来が配されていることです。つまり金剛界が男性と、胎蔵界が女性と結びつけられているのです。 


 2017年春から初夏にかけ、三井記念美術館で特別展「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」が開かれました。その印象記を「饒舌館長ブログ」にアップした僕は、西大寺の「両界曼荼羅曼図」を「僕の一点」に選んで独断と偏見を開陳しました。ご興味のある方はぜひご笑覧いただきたいと存じます。

 

その結論だけを述べれば、胎蔵界曼荼羅は仏の慈悲を視覚化した図像であり、それは女性と容易に結びつきます。また金剛界曼荼羅は仏の理智を象徴するイメージであり、それは男性と融和し易いというものでした。 


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