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2025年3月14日金曜日

三井記念美術館「円空仏」2

飛騨の山林と樹木は、奈良時代から伝えられる「飛騨の匠」の伝統を今日まで継承し、周囲には白山をはじめ北アルプスの槍、穂高、 乗鞍岳など山岳が連なり聳えています。それらの神が「円空仏」として今日まで祀られてきたのです。

本展覧会は、「樹木と樹神」「削る行為と削り痕を残すこと」「山林修行者と精神性」をキーワードに、これまで日本の仏像の彫刻史では異端とされてきた「円空仏」を、平安時代以降の仏教儀礼に則った造像との見方から、新たな「円空仏」の姿としてご覧いただくものであります。

「円空仏」の、前衛的で現代彫刻にも通じる造形の魅力を存分に鑑賞していただくとともに、円空が樹木に樹神を観、魂を込めて彫刻した仏の姿をご覧いただくのに、岐阜の飛騨は最もふさわしい舞台といえます。

 

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