2025年3月15日土曜日

三井記念美術館「円空仏」3


  いま僕は、NHK文化センター青山教室で、「魅惑の日本美術展 これこそベスト6だ!!」という講座を月1で開いています。2月のベストワンにはこの三井記念美術館「魂を込めた円空仏――飛騨・千光寺を中心にして――」を選び、円空私見を披露しました。今回は講座前に展覧会をじっくり見ることができたので、一段としゃべくりに熱が入ったことでした(!?)

 円空仏――大好きな仏様です。いや、円空仏は仏様だけではありません。三井記念美術館の会場には神様もいらっしゃいます。円空神も鎮座ましましているんです。これがまたすごくいいんです!! とくに千光寺や神通寺の「烏天狗立像」が放つ明快なフォルムに魅了されました。来年の年賀状はこれでいこうとソク決めましたが、傑作になること間違いなしです!!

 ヤジ「平面の田中一村ならまだしも、立体の円空じゃ~うまくいかないんじゃないの?」


0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」6

また島田先生は、「題辞、題詩が単に画図をみた印象、感想を述べるだけでなく、画図の主題と密接な関連があって、 画図の十分な理解のためにはその詩文の解釈が欠かせないとか、題跋の加わることが予期されるというような条件をおくことが必要であろう」と指摘しています。 さらに島田先生は、詩画軸...