100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2024年6月21日金曜日

太田記念美術館「国芳の団扇絵」6

 

この「猫と遊ぶ娘」のマニエラもやはり歌麿美人だと思います。「台所四美人」における茄子(?)の皮をむく女房の茄子をネコに変えれば、「猫と遊ぶ娘」出来上がるというわけです。これに限らず、両手を前方に伸ばす美人は、歌麿が愛して止まないフォルムでした。これらが国芳にとって、重要なマニエラになったんです。

前髪を結ぶ緋色の飾り裂きれにより、彼女が芸者や遊女ではなく、おそらくは商家の娘であることが分かります。面長の典型的国芳美人ですから、もう少し年のいった女性に見えますが、キャッチコピーにある「チャキチャキ娘」なんです。

このころの日本娘は本当に可愛らしかったらしい。もちろん今も変わりありませんが……。幕末明治期、我が国へやってきた西欧人が、ひとしなみに魅了されたことを、渡辺京二先生の名著『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)が教えてくれます。その第9章「女の位相」は、つぎのように書き始められています。

2 件のコメント:

  1. この真剣なまなざしを、茄子ではなくスマホをいじる姿として説明すると、今の子たちには納得されやすいようです。

    返信削除
    返信
    1. 前コメントは神谷でした

      削除

絶滅写真作家(!?)杉本博司さんの魅力を改めて感じさせてくれる特別展が竹橋で開催中です!!10

    このような虚実皮膜の間にある写真によって、虚実皮膜の間にある ジオラマを写せば、それは虚実皮膜の間の二乗になります(!?)  本展第1章の「虚像を実像として提示するというコンセプト」というタイトルを、はるかに超えちゃっているように感じられます。 杉本さんの「ジオラマ」シリ...