最後に唐突ながら、このような密教の思想は伊藤若冲の絵画を考える際にもヒントになるんじゃないかと思いついたんです。すでに「動植綵絵」と「草木国土悉皆成仏」(「山川草木悉皆成仏」)との関係は指摘されてきましたが、これは天台密教僧の安然や証真が唱えた思想だったからです。この点については、かつて「K11111のブログ」にアップしましたが、明日「おまとめ版」を「饒舌館長ブログ」にアップしたいと存じます。
これと関連して、マンダラの「マンダ」とはもともと本質とか飾りとかいう意味を有する言葉であったという指摘もぜひ書き添えておきたいと思います。松長有慶氏『密教』<岩波文庫>のなかに見いだされる興味深い指摘です。

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