2023年12月13日水曜日

根津美術館「北宋書画精華」8

 

 もちろん黄山谷も酒仙詩人、お酒をたたえる詩はたくさんありますが、「仲車の『元達の為に置酒す 四韻』に次韻す」に指を折りたいですね。

三万戸の家 謝陽しゃようにあるが 徐公の家が一番高貴                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

  誰も御前へ近寄れないが 董君だけは飲み交わす仲

  李白もたたえた酔いの至福を 飲まない奴には説いても無駄だ

  明るい月夜にゃ寝てる泥棒 雨で暗くも朝にゃ鳴く鶏とり

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鎌倉国宝館「扇影衣香」4

          目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり     目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど     地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで     山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう     舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...