2023年12月14日木曜日

根津美術館「北宋書画精華」9

 

終りの二句はチョット意味が取りにくいようですが、荒井健さんによると、「正義の士が酒に隠れねばならぬという、この酔いの意味ばかりは、酒も飲まぬやつに語るのはむずかしい。光明を恐れて月夜には寝ているぬすびとにも似た小人が世にはびこり、正義を忌み嫌っているからなのだ。風雨に暗黒の暁にも必ず時を告げる鶏のように、しかし、胸のうちの節義は決して変わらない」となります。何だか酒を飲むために考えだした、黄山谷の口実みたいに聞こえますね()

 「五馬図巻」に跋文を寄せた黄山谷は李公麟と親しかったらしく、「伯時のヨウを揩する虎を画けるに題す」という七言絶句もあります。


0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 4

確かに渡邊庄三郎が目指した新版画は、旧型に囚われず、画家の個性を発露させた芸術品で した 。しかし 僕は、そこに 江戸の 美意識、さらにいえば伝統的な日本人の 美的 感性が色濃く反映しているように 感じて きました 。 その理由の一つ が 、 22歳までは江戸時代 に生きた 清親...