鎌倉市鏑木清方記念美術館「清方誕生140年記念 清らかに、うるわしく――清方の美人画――」<7月1日まで>
インバウンド効果も手伝って、小町通は人であふれかえっているのに、この美術館はいつも清らかでうるわしい別世界です。しかも入館料は300円! 絶対オススメですよ!!
鏑木清方――僕の大好きな近代画家の一人です。どの作品を見ても、みんなすごくいい!!! かつて早稲田大学エクステンションセンターで行なわれた「鎌倉講座」で、「鎌倉にみる近代絵画」と題してしゃべったことがあり、のちにこれは伊藤玄二郎・池田雅之編『鎌倉入門』<日本人の原風景Ⅲ>(かまくら春秋社)に収録されました。
このとき僕は、鎌倉ゆかりの近代画家3人を選んで三題話に仕立てたのですが、もちろん清方さんにも入ってもらいました。「清方は郷愁の画家である」という通説に、若干の私見を加えたものでしたが、今回、清方誕生140年記念展を見て、ちょっと違った感慨をもちました。
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