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2026年3月16日月曜日

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 13

  


 新田次郎の「孤愁<サウダーデ>」は未完に終わりましたが、もちろんポルトガル取材日記は残っていました。これにしたがって子息の藤原正彦さんが、お父さんと同じコースをたどり、同じホテルに宿泊し、同じメニューで食事とワインを賞味したセンチメンタルジャーニーの記録が、先にあげた『父の旅 私の旅』です。素晴らしい紀行文です。その後藤原さんが『国家の品格』を出されたときはびっくりしましたが……。 

『父の旅 私の旅』のあと藤原さんは、お父さんの跡を継いで未完部分を書き足し、共著の形で『孤愁<サウダーデ>』(文藝春秋 2012年)を完成させました。これまたすぐれた伝記小説です。新田次郎が書いた前半はこれだけで単行本になっています。かつて読んだことがあるのですが、これを機に藤原さんが書いた後半を読み始めたところです。 


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