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2025年11月4日火曜日

國華清話会2025年秋季特別鑑賞会4

 

 

 沢田章『日本画家辞典』によると、吉澤雪庵は父を鎮之進といい、江戸の人、文政2年(1819)3月28日に生まれ、明治22年(1889)に71歳で没しました。画法を遠坂文雍に学び、よく山水花鳥を描いたとあります。ちなみに明治22年は、『國華』が創刊された年です!!  

文雍は谷文晁の弟子ですから、雪庵も文晁系の画家ということになります。高橋由一の『履歴』によると、雪庵も文晁と同じく田安徳川家に仕えていたようです。いずれにせよマイナーな画家ですが、僕にとっては忘れることのできない大切な画家です。 

というのは、先の高橋由一が若いころ雪庵に師事していたからです。由一について一編の拙論を書き、辻惟雄編『幕末明治の絵画』(ぺりかん社)に載せてもらったとき、由一の雪庵師事には重要な意味があったことに気がついたです。当時、雪庵は「北派」に分類されていましたが、由一は全盛を誇っていた南画ではなく、あえて「北派」を選択したことに興味を覚えたのです。 

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 2

  荻生徂徠「春日 楼に上る」     入り日を浴びて高殿 たかどの の 眼下にながめる碧 あお い空       関東平野も春の雨 晴れて遥かに見渡せる     杯 さかずき 挙げれば悠久の 時 とき 経た景色に満つ我が力     白雪 戴く富士山の 雄姿に独り 浸ってる