2025年9月6日土曜日

東京国立博物館「江戸☆大奥」8

 

「饒舌館長ブログ」ファンにはお馴染みの『國華』――その「それ美術は国の精華なり」で始まる創刊の辞は、何と自信と矜持に満ちていることでしょうか。『國華』が創刊されたのは「千代田の大奥」の5年前、明治22年のことでした。

これまで読んだ大奥本は、山本博文先生の『大奥学事始め 女のネットワークと力』(NHK出版 2008年)ただ1冊ですが、とても分かり易く大奥の全体像が浮かび上がるように書かれています。山本先生は、いまも時々お世話になっている東京大学史料編纂所の教授でしたが、5年前63歳でお亡くなりになりました。

この分野を代表する研究者であり、多くのファンに慕われた人気教授でした。お会いしたことはありませんが、史料編纂所という空間に同居(!?)させてもらったことがあったにちがいありません。たとえそれが数時間であったとしても……。若すぎるご逝去を悼み、ここにご冥福をお祈りしたいと存じます。

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