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2025年4月15日火曜日

クリス&クルス『芸術家伝説』2

エルンスト・クリスはドイツに生まれアメリカで活躍した精神分析学者です。一方オットー・クリスは、同じくドイツに生まれて有名なヴァールブルグ研究所に入り、研究所の移動とともにハンブルクからロンドンに移り、すぐれたライブラリアンとして生涯を送った研究者でした。若き日の二人はともにウィーン大学に進み、そこで出会ってお互いの学問的関心が軌を一にすることを知ったのです。

 その学問的関心を『芸術家伝説』という一書、E.H.ゴンブリッチにしたがえば「類稀なる書物」に結実させたのです。信じられないことに、クリスはまだ30代前半、クルツは20代半ばでした。ゴンブリッチは二人を知的神童と呼んでいるのですが、褒めたたえるべき言葉をもっと探して加えたい誘惑に駆られます。

 

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