100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2025年3月11日火曜日

葉室麟『古都再見』2

「ひとり酔い」はイノダコーヒ本店近くにある、ひどい目にあったバーに対する悪口ですが、真意はこのバーを著書で持ち上げていた、大先輩作家に対する恨みにあったんじゃないかな? 丸谷才一がある寿司屋を通して小林秀雄に対するマイナス感情を吐露したように……。一方「ウオッカバーにて」は、先斗町にあるというこの店へのオマージュですが、葉室さんが60代半ばでお亡くなりになったのは、やはり飲み過ぎだったのでしょう。

「薬子」は我が国悪女のトップバッターにあがる藤原薬子と、クレオパトラの「誇り高さ」という共通項を摘出してうならせます。このあいだ東京国立博物館の「大覚寺」展を紹介したとき、チョッと薬子のことも気になったので、とくに興味を引かれたのかもしれません。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

饒舌館長の光琳論をヨイショしてくれた「光琳派」展が根津美術館で開催中です!! 12

   その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...