かつて陸游のネコ詩が知りたくて買った『陸游集』(中華書局)からも、一首抜いておきましょう。巻17に載る「題斎壁 四首」のうちの一首です。「秧馬おうば」は田を耕す時これに乗って使う農具だそうです。これは夏の詩ですので、正月凧詩の最後にはあまりふさわしくなかったかな(笑)
会稽山かいけいざんは千歳ちとせ経て 今なお緑 美しく
山の下には浮かんでる 釣り船 一艘 見つけたり
五月の川水おだやかに 岸に生えてる香り草
手に取れそうな鱗雲うろこぐも 夕日に染まる大空よ
村長むらおさ追って出かけると 秧馬の農夫をながめてる
子どもを連れて帰り来て 一緒に凧揚げ興じてる
君よ見たまえ!!この漁夫の ストレス絶無の生活を
だから言ってはなりませぬ 「世に仙人などいやせん」と!!
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