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柏木如亭「春興」
梅見の季節になったけど 酒なくもちろん金もなし
やむなく南の縁側で 日がな一日 居眠りを……
表通りで子供らが 騒ぎ出したと思ったら
空で尾っぽが切れたのか 凧が小庭に舞い落ちる
その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...
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