2024年11月20日水曜日

追悼 高階秀爾先生15

 こんなに素晴らしい我が祭りの伝統が、実利主義やグローバリゼーション、あるいは天災や疫病の流行、そして何よりも少子高齢化によって、失われてしまうのではないかという危惧がないではありません。しかし心配するには及ばないと思います。

私たちの社会には、日本の祭りが形を変えつつもチャンと生き続けているからです。長嶋茂雄にならっていえば、日本の祭りは不滅です!! それを僕に確信させてくれたのは、最近「朝日歌壇」に載った2首の佳吟でした。

  町内をワッショイの子らを引き連れて神輿みこしを乗せた軽トラがゆく

夏祭り吹奏楽のお母さん子をおんぶしてマリンバを打つ

 

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出光美術館(門司)「琳派の系譜」9

   ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...