この気風は無論近世に始まったものではない。従って既に明治以前からも、村里の生活にも浸潤して居た。村の経済の豊かな年には、農民はいつもこの「見られる祭」を美しくしようと心掛けつつ、しかも一方には彼等伝来の感覚、神様と祖先以来の御約束を、新たにしたいという願いを棄てなかった故に、勢い新旧の儀式の色々の組合せが起り、マツリには最も大規模なる祭礼を始めとして、大小幾つと無き階段を生ずることになり、一つの名を以て総括するのも無理なほど、さまざまの行事が含まれることになったのである。
根津美術館「唐絵」展からもう一つ、ネコ好きカンチョーとして「僕の一点」を加えたいと思います。それは蔵三の「牡丹猫図」です。はじめて知ったネコ絵の傑作です。とくに毛描きが素晴らしい !! ほぼ正方形の画面で、キャプションにはもと座屏 ざびょう だったのではないかとありました...
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