市河寛斎「丁未ていびの除夕じょせき」
色んなことが起こったが 過ぎ去らんとするこの一年
まだ老衰じゃ~ないけれど すでに鬢びんの毛 白くなる
寒さ去らんとする時を 教えてくれる――まず梅が……
氷 溶けんとする頃は 水面みなもにさざ波 立ち初そめる
着物はダブダブ――そのわけは 作詩の苦労で痩せたため
貧乏なのはいとけなく 養う子どもが多いため
明日は四十みな嫌う 老いが始まることになる
もし春の酒なかったら 老いの憂うれいを如何いかんせん?
この 10 図 には重郭栞 形 じゅうかくしおりがた の題箋 だいせん があって、そのなかに「詩哥写真鏡」という揃い物の タイトル と、それぞれの画題が彫られています。その題箋の位置に注意してみ ると、右上にあるもの5枚と左上にあるもの5枚に分かれます。 先の5 セット...
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