しかしここに酒仙玉堂の面影がないのはチョット寂しく、『國華』解説では『玉堂琴士集』から名吟「酒を把りて琴を弾ず」を引いてしまいました――本図とはまったく関係がないのに……(笑) マイ戯訳はかつて紹介しましたが、ちょっとバージョンアップしましたので……。
琴 弾きながら酒 酌めば 酒はいよいよ香り立つ
酒 酌みながら琴を弾きゃ 琴の音ねいよいよ澄み渡る
一杯の酒×一張の 琴の相性 抜群だ
こんな時には世の中の 雑事すべてを忘却す
この狩場明神に導かれた弘法大師が、紀伊国境を流れる吉野川のあたりにたどり着いたとき出現したのが丹生明神です。丹生明神はその山域の地主神で、大師に高野の地を示して差し出したと弘法大師伝に書かれているそうです。 丹生明神はイザナギとイザナミの娘ともされる女神ですが、本図では十二...
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