実際はこれらがいつ収集されたかはっきりしないようですが、欧米との時間差などほとんどなかったのでしょう。たとえあったとしても、茶陶に馴染んでいたはずの日本人が、唐三彩に強く惹かれた事実を否定することにはなりません。
それは三彩の釉に理由があったというのが独断と偏見です。三彩の釉はとても自由で、垂れていたり、二色が混じったりしています。文様に釉がけする場合でも、それにとらわれたりせず、かなり大胆に、少し意地の悪い言い方をすると大雑把にやっています。一言でいえば、釉が不定形なのです。これを不定形釉と呼んだらいかがでしょうか。
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