しかし原在正は、これを写生によって仕上げたのではありませんでした。父の原在中が大きな影響を受けたという円山応挙のネコ絵をパクッたんです。恩賜京都博物館編『応挙名画譜』(1936年)という古い図録に、応挙の「眠猫図」がモノクロ・コロタイプで載っています。
それを見ると、ネコの恰好から模様までソックリですから、在正がこれをもとにして描いたことは疑いありません。応挙はネコの脇にユキノシタを添えていますが、在正はこれをレンゲ草に変えただけなんです。
展覧会タイトルの「絶滅写真」は、杉本さんが愛して止まない銀塩写真が、いまや絶滅の危機に瀕している技法であるところから名づけられました。展覧会趣旨にあるとおりですが、さらにさまざまな意味を読み込みたい誘惑に駆られます。 銀塩写真が絶滅危惧種であることは事実ですが、写真その...
いつもブログを楽しみにしております。静嘉堂文庫リニューアルおめでとうございます。この可愛い猫がパクリだったとは!かなりショックです。静嘉堂文庫の原在明の猫はあまりの可愛さに会期中2回見に行きました。丸の内ではグッズにもなっていますが、あちらはオリジナルなのでしょうか?
返信削除漢詩戯訳も楽しみで饒舌館長さんの漢詩本出ないかなと期待しています。