去年『國華』1514号に、静嘉堂文庫美術館が所蔵する原在明筆「朝顔に双猫図」を紹介し、今年に入ってから「饒舌館長」にもアップしました。これも素晴らしいネコ絵ですが、兄の在正もこんなすぐれたネコ絵を描いているとなると、これは原派が得意とするモチーフ、一科の芸だったのかもしれません。お公家さんの四辻公説よつつじきんことが漢詩の賛を寄せていますので、またまた戯訳で……。
ネズミが稲の苗を食う ネコはソイツを追っ払う
無駄飯ばかりを食う人間 ネコに対して恥ずかしい!!
一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。 日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...
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