2022年8月21日日曜日

夏休みと賛酒詩8

 


 みんな素晴らしい賛酒詩ですが、やはり文人画家にも加わってほしいので、入矢義高先生の『中国文人詩選』(中公文庫)から、大好きな倪雲林と石濤の賛酒詩を1首ずつアップすることにしましょう。両方とも秋の賛酒詩ですが、白玉の歯に染みとおる秋の夜はもう間近です。

元・倪雲林「九日」

 重陽!! 黙っているわけにゃ いくまい――心が動き出す

 壷の濁酒どぶろくやりながら 悠然と見る西山を

 美しい木々 秋風に 揺れるを遠くにいとおしみ

 静かに見てる雁金かりがねが 夕日を浴びて飛び去るを

 ものさびしいなぁ!!草や木々 雲の碧あおさが目に沁みる

 果てなく広がる大自然 鳥はねぐらに帰ってく

 淵明ごとき人は誰? 粗末な身なりで吟じつつ

道をゆったり歩いてく その様おのずと長閑のどかなり


0 件のコメント:

コメントを投稿

独創的詩人・白石かずこさんに想いを寄せる会を水田宗子さんが開催‼ 4

  というわけで、白石さんについて何も語れることはありませんが、この日、話題になった白石さんの作品に「男根」があります。どんな詩なのかなと思って、会場に陳列されていた『白石かずこ詩集』 <現代詩文庫28>(思潮社 1969年) を 開くと 載って いたので、 コーヒーブレークの間...