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2021年12月31日金曜日

東京黎明アートルーム「浦上玉堂」11

「窟室蕭然図」の賛

   みぎわの家はものさびて 絶えて聞こえず外の音

   調弦しながら客を待つ 陰翳礼賛――そんな気分

   仲秋の月 照らす山 鳥も驚く明るさで

   葉擦れの音に人語なく 琴の音[ね]夜半[よわ]に冴えわたる

   素焼きの猪口にマツヤニで 醸[かも]した酒は辛口で

   竹の琴柱[ことじ]も琴線も ずっと使ってきたものだ

   嘆いちゃならぬ!! 世の中に 真の友だち少なきを

   好悪[こうお]が強いもともとの 俺の性格ゆえだから

 

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