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2021年2月27日土曜日

『國華』蕪村拙稿11

 

次にこれもまた参考にされたと推定されてきた、同じく『江陵詩集』に載る七言律詩「中秋含虚亭の作」です。

  青い葭葦[よしあし]その上に 白露[しらつゆ]降りる江戸の町 

川面に靄が立ち込めて 揺れ動いてる月明り

夜目にも映える高殿は 仏を祭るお寺さん

簫[しょう]鼓[つづみ]の音秋風に 乗り家々に流れてく

涼しくなってこの世界 すべてがまるで水のよう

叢雲[むらくも]去った大空は 隈なき月光ほかになし

残暑も終りこの娑婆は 物寂しい世になったけど

そこにも悟りの道三つ あること論じるまでもなし

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