2020年7月3日金曜日

美術館の未来を担う女性たち9



その後の報道によると、結局企画のウェブサイトからは写真がすべて消え、「本ページは公開を終了しました。次回以降の連載については、さまざまなご意見、ご指摘を重く受け止めて、改めて検討していきます」というコメントが掲載されているそうです。
読売新聞と美連協は、「刀剣女子」や「歴史女子(歴女)」や「鉄道女子(鉄子)」から連想し、軽いノリでネーミングを考えたにちがいありません。しかし時代はものすごいスピードで変化していることを、改めて思い知らされました。
ちょうどこの「美術館の未来を担う女性たち」を「饒舌館長」にアップロードしているところだったので、3人の女性館長はこの企画と炎上をどのように感じていらっしゃるか、お聞きしてみたいなぁとも思いました。
このように変化している時代にあって、女性美術史研究者が嫌う「閨秀画家」という言葉はけっして使うまい、必ず「女性画家」と言うようにしようと心に誓ったことでした。これから「閨秀画家」は絶対許されなくなることでしょう。いや、これまでも許されていなかったのかな()

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』2

 本邦初の辞典がここに誕生したんです。しかも日本語のあとに、すぐれた英訳がついているから便利です。便利なだけじゃ~ありません。日本語と英語における視覚文化へのアプローチが意外に異なっていることが浮彫りになり、おのずとわが国視覚文化の特質といった問題へ導かれることになります。この質...