2019年8月6日火曜日

銭塘潮4



銭塘潮というのは太陽と月の引力の関係で起きる現象ですが、川底が浅いということと、銭塘江の河口がラッパのように急激に狭くなっていることも原因であるといわれています。このため満潮になると、前の波の進度が遅くなり、後から来る波に押し上げられて巻き上がります。と同時に唸りをあげて時速15ノット(約28キロ)のスピードで銭塘江を100キロも逆流します。旧暦の818日の銭塘潮が最も潮勢が激しく、波の高さは23メートルにも達します。この日を「潮神の誕生日」といっています。この現象は世界でも、ブラジルのアマゾン河口のポロロッカと銭塘潮だけです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

國華清話会2025年秋季特別鑑賞会3

   「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...