銭塘潮というのは太陽と月の引力の関係で起きる現象ですが、川底が浅いということと、銭塘江の河口がラッパのように急激に狭くなっていることも原因であるといわれています。このため満潮になると、前の波の進度が遅くなり、後から来る波に押し上げられて巻き上がります。と同時に唸りをあげて時速15ノット(約28キロ)のスピードで銭塘江を100キロも逆流します。旧暦の8月18日の銭塘潮が最も潮勢が激しく、波の高さは2、3メートルにも達します。この日を「潮神の誕生日」といっています。この現象は世界でも、ブラジルのアマゾン河口のポロロッカと銭塘潮だけです。
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