140万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2019年8月5日月曜日

銭塘潮3


 


 言うまでもなく、この8月は陰暦の8月、したがってこの七絶は<秋>の章に入っています。今なら9月というところでしょう。劉禹錫は洛陽から出たといわれる中唐の詩人ですが、印象的なのは、3度も左遷の憂き目にあっていることです。最後は太子賓客・礼部尚書まで上ったようですが、その前に3度の左遷です。というよりも、唐時代の有名な士大夫詩人は、順調に立身出世した方が少ないといってよいでしょう。

岩波文庫の『唐詩選』には、登場する詩人の簡単な伝記が、下巻の巻末に載っています。それを通読してみると、もうこれは左遷と失意と漂泊の人物辞典じゃないかと思われてくるほどです。あるいは、それらが天下の名吟絶唱を生み出すために、きわめて重要な要素として働いていたのでしょうか。必要不可欠だったとは言わないまでも……。銭塘潮については、先の『漢詩歳時記』をそのまま引いておきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京都美術館「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱 海を越えた江戸絵画」2

  大英博物館は、日本の美術工芸品と考古遺物の広範かつ包括的な収蔵品で世界に知られ、ヨーロッパでは最も充実しており、日本国外でも特に重要なもののひとつとみなされています。日本に由来する品は、当館の礎である1753年設立時点の収蔵品にも含まれていましたが、 数百年のうちに各種分野に...