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2019年5月19日日曜日

三菱一号館美術館「ラファエル前派の軌跡展」3


 しかし今回、改めて心を動かされたのは、ラファエル前派よりターナーでした。正しくいえば、ジョゼフ・マラード・ウィリアム・ターナーです。ラファエル前派同盟を支援し、圧倒的影響を与えた有名な美術・建築評論家ジョン・ラスキンは『近代(現代)画家論』を著わして、あまり高く評価されていなかったターナーを擁護しました。よく知られた事実です。

というわけで、この特別展の第1章は、ターナーに捧げられているのです。実をいうと、本展は1819年に生まれたラスキンの生誕200年記念展でもあり、ターナーとラファエル前派が一緒に陳列されていることには、とても大きな美術史的意味があるのです。ターナーの油彩画としては、「カレの砂浜――引き潮時の餌採り」(ベリ美術館蔵)がただ1点出ているだけでしたが、これがまた実にすばらしかった!! 

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