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2018年3月30日金曜日

サントリー美術館「寛永の雅」1


サントリー美術館「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」<48日まで>

 革命的ともいうべき特別展です! まさに眼からウロコです!! 近世文化に関心のある方は特に必見です!!! これまで寛永美術というと、豪壮華麗なる桃山美術の最後を飾る様式をもつ美術であると考えられてきました。天正様式→慶長様式→寛永様式というチャートがあったくらいです。

寛永絵画は明朗にして豪放であり、強烈な個性の表現であり、洗練された人工美に特徴があると思い込まされてきました。それを象徴するのは、俵屋宗達の金碧屏風や狩野探幽の二条城二の丸障壁画であり、岩佐又兵衛の古浄瑠璃絵巻群や町絵師による寛永風俗画であり、狩野山雪の彩管になる妙心寺天球院障壁画だったのです。

ところが、この「寛永の雅」を担当したキューレーター柴橋大典さんは、それらと対蹠的ともいうべき美と妙が寛永文化に存在したことを、145点の作品によって実証して見せてくれたのです。それを一言でいえば、「きれい」というまったく新しい美意識でした。この「きれい」が加えられることによって、これまでの寛永美術が、さらにスケールの大きな時代様式につつまれた美術に昇華したといってもよいでしょう。


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