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2018年1月24日水曜日

静嘉堂文庫美術館「歌川国貞展」3


 国貞が初代豊国に入門したのは156歳のころ、その双葉より芳しい才能は師の特に注目するところでした。国貞のデビューは22歳のとき、これから約2年間がデビュー期です。24歳のとき、大田南畝から五渡亭という号をもらいました。自分で付けたともいわれますが……。いずれにせよ、父の角田肖兵衛が、本所五ツ目の渡し場の株をもっていたからです。26歳の時という説もありますが、これから約20年間が五渡亭時代です。

44歳のとき、柳亭種彦作の合作『偽紫田舎源氏』の挿絵を担当して、その画風が一世を風靡することになります。これから約15年間が偽紫時代です。号は国貞を使い続けていましたが、特に偽紫時代と呼びたいと思います。

59歳のとき、二代豊国を襲名しました。実際は、初代豊国の女婿であった豊重が二代をついていたのですが、国貞は俺こそ本当の二代豊国だと名乗り出て、同門の浮世絵師たちにも認めさせてしまいました。そこで「歌川と疑わしくも名乗り出で 二世豊国ニセの豊国」という狂歌がはやったそうです。

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