『龍泉遺宝』が出版されて間もなく、順吉さんのもとで呉春筆「柳陰帰漁図屏風」を見る機会に恵まれました。いわゆる池田時代の新出絶品です。すぐにも『國華』に紹介したいと思いましたが、卒論で扱った応挙ならともかく、弟子の呉春についてはほとんど調べたこともありませんでした。
そこで『俳画の美 蕪村・月渓』(豊書房 1973年)を読んで感を深くしていた僕は、著者である岡田利兵衛先生にお手紙を差し上げて教えを乞うたのです。許可を得てお訪ねすると、先生は何点かの池田呉春をわざわざお蔵から出してきてくださり、懇切丁寧に教えてくださいました。
その後チョッと時間がかかってしまいましたが、『國華』999号(1977年)に別の池田呉春掛幅作品と一緒に紹介することができました。今読んでみると、若いころはチャンと勉強して書いてるなぁという感慨にとらわれるのです(´艸`)

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