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2026年8月22日土曜日

日本の将来に不安を抱かないではいない現在、東博の「空海と真言の名宝」展は必見です!!8

 


コシマキに「インド・チベット調査の体験を踏まえ、現代人の見失ったコスモスをマンダラの中に捉え直し、密教の真髄を解明する」とあるとおりです。密教の真髄を解明した名著だと思います。松長は第3章「真理の表現」のなかで、つぎのように指摘しています。


人間の感覚器官には五種ある。目、耳、鼻、舌、身体がそれであって、仏教の術語によればそれを五根という。……五根の対象となるものを五境と名づけているが、色(物質)、声、香、味、触(皮膚に感じられる対象)の五種である。

 仏教では一般に五境は人の心に煩悩の迷いをおこさせるもとになると考えて、それを五塵とも名づけている。もとよりそれは修行者が悟りに向かうためには避けねばならぬ対象なのである。

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日本の将来に不安を抱かないではいない現在、東博の「空海と真言の名宝」展は必見です!!9

  ところが密教では否定されねばならぬ五境に、逆に真理が象徴として宿っているのだと説く。またその象徴を理解するために、一般仏教ではその活動を停止することが求められている五感を、逆に思いきって活用せよという。こういったところに、果分を可説たらしめた密教の積極的な姿勢を読み取ることが...