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2026年5月3日日曜日

カエルも骸骨も踊り出す サントリー美術館・暁斎ワールドの迷宮へようこそ❣❣❣4


  「僕の一点」は「蝶と菊に猫」です。愛猫であった「タビ」の名を、メールアドレスにしているほどのネコ好きとしては当然の選択ですね。白い猫がつがいの蝶々を見上げています。うしろには黒い鉢に植えられた黄菊がスッと立ち上がっています。その鉢に金泥で「惺々暁斎画<書き印>」と落款が入れられています。

この猫がスゴクいい!!! いまのネコブームは、ひたすら猫の「カワイイ」によって支えられているようですが、猫には妖しさや禍々まがまがしさや訝いぶかしさも具わっています。それを暁斎は抜かりなく描き出しています。その慧眼は暁斎が天から与えられた才能というか、感覚としか言いようがありません。この猫と蝶と菊という組み合わせは、中国から来た長寿延命のシンボルです。ですからよく吉祥画に描かれてきました。


野崎誠近著『吉祥図案解題』(平凡社 1928年)には、「寿居耄耋」という画題が挙げられ、「寿石に菊、蝴蝶、猫を配したる図」と説明されています。一般的にこのような寓意的画題を謎語画題と呼んでいます。

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