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2025年6月29日日曜日

6月の詩7

 

  口では理屈を滔々とうとうと こねるがすべて受け売りで

  たった一つの経典を 後生大事にあくせくと……

  四角と丸い器では もともとならないワンセット

  世間の奴らの毀誉褒貶きよほうへん かまびすしいこと限りなし

  ある日 厳しい譴責けんせきを 喰くらうことなど予期できず

蟄居ちっきょは南の荒地だが その場所さえも知らされず

南国地方の水無月は 溽暑じょくしょ蒸暑じょうしょの日々多し

ひねもすボンヤリ飲んだ気分――とはいえ不快な二日酔い

人を頼って紀ノ川へ 決まるも家は決まらずに

古典書かかえて山間の 田んぼをみずから耕した


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