嵯峨天皇「江頭の春暁」
山崎離宮は塵の世の 煩わしさから隔絶す
枕そばだて聞いている 古き関所の鶏とりの声
夜が寝間着ねまきを湿しめらせて 知りたり山に近きこと
旅寝を覚ます瀧の音ねに 渓たにに近きを悟りたり
早くも月は西方へ 流れに乗って傾きぬ
山の中では飢えた猿 暗い夜明けに鳴いている
季節も物の雰囲気も まだ春めいてはいないけど
汀みぎわの砂州さすの草だけは 茂ってやろうと構えてる
この 10 図 には重郭栞 形 じゅうかくしおりがた の題箋 だいせん があって、そのなかに「詩哥写真鏡」という揃い物の タイトル と、それぞれの画題が彫られています。その題箋の位置に注意してみ ると、右上にあるもの5枚と左上にあるもの5枚に分かれます。 先の5 セット...
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