2024年7月25日木曜日

東京国立博物館「神護寺」5


 この森厳なるお顔が、むしろ神像彫刻を思わせるのは、偶然じゃ~ないと思います。すでに垂迹美術だといえば言いすぎですが、薬師如来のうちに宇佐八幡が宿っているといった感じがします。これは最初に神護寺薬師を拝んだときの第一印象が異常発酵した結果生まれた独断と偏見です。

直感的に慈愛に満ちた仏様よりも、畏怖すべき神様のように感じられたんです。一言でいえば神々しかった――つまり最初から僕にとっては神様だったんです。畏怖すべき尊顔を、武神・軍神・弓矢神として尊崇された八幡神と結び付けたい誘惑にも駆られます。畏怖いふは威武いぶに通じるのかな( ´艸`)

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富士山世界遺産センター「日本三霊山の砂防」5

さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしま...