2024年7月14日日曜日

サントリー美術館「尾張徳川家の至宝」3

そこで「僕の一点」には「箏 銘・青海波」を選ぶことにしました。「箏」はコトと読むべきだと強調する専門家もいらっしゃるようですが、コトもソウも両方認めればよいのではないでしょうか。

 なぜなら①歴史的に両方使われてきた、②コト説を採る専門家も「箏曲」の場合はソウキョクと読んでいる、③現在でも雅楽では箏をソウと呼んでいる、④専門家がソウに統一するのは自由だが、一般の人が両方使うのもこれまた自由である、⑤ソウが禁止されてコトだけになると、例えば「魅惑の日本美術展 おすすめベスト6!!」の場合、しゃべる方にも聴く方にも「琴こと」との混乱が生じて紛らわしくなる、⑥漢語と和語を巧みに混用しながら生活している私たちにとって、コトとソウの両方が使えることは素晴らしい言語文化である――というのが私見だからです。 

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富士山世界遺産センター「日本三霊山の砂防」5

さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしま...